発見相次ぐ九度山駅〜高野下駅間 No.2

高野下駅

トンネルの向こうは高野下駅。鉄橋の向こう岸のたもとで高野山森林鉄道(下)とクロスオーバーしている。 17時頃に高野下に到着。日が長くなったおかげでまだ明るい。電車やバイクで前を通過したことは何度かあるものの、実際に駅に行ったのは今回が初めてである。川岸から山にいたる斜面に建設された駅なので、特徴的な形状が面白い。見たところ木造であり、クリーム色のペンキで塗装されている。ちょうど2両編成の2300系ズームカーが停車していた。この列車は30分ほど停車して上りの列車と待ち合わせた後に出発していった。

またまた発見

南海高野下駅舎。駅舎の下の道は高野山森林鉄道の廃線。 先ほどのページで幾つかの新知識について書いたが、高野下駅でもさらなる知識を得た。駅舎の下を高野山森林鉄道の軌道が通っていたことは前々から知っていたので、これは違う。こちらで得た知識は「索道」の存在である。ご近所の方に高野山森林鉄道の軌道についてお話をうかがっていたところ、索道も通っていたことを教えていただいた。索道とは人間を乗せないロープウェイみたいなもので、今でも木材を搬出する際に利用されていることがある。

南海高野線と高野山森林鉄道廃線と高野山索道の廃線。 オレンジが南海高野線、グリーンが高野山森林鉄道、ブルーが索道
高野下の索道は川向かいに「駅」があったそうだ。駅といっても旅客はいないので広場に物資集積・積み込み施設があるとい程度の簡便なものだったらしい。写真でいえば川向こうの1段高いお宅4件がおおむね「駅」があった場所らしい。こちらから画面奥の山頂(すなわち高野山)に物資を搬送していたそうだ。物資は南海鉄道で下から搬送されてきたそうで、高野下には貨物専用だったホームが今でも残っている。2007年3月31日の夕刻には黄色塗装の保線車両が停車していた。

※右の写真の説明 オレンジが南海高野線、グリーンが高野山森林鉄道、ブルーが索道。

地元の方いわく「高野下というのは高野山(上)に物資を搬送する基地という意味があるんだ」とおっしゃっていたのが印象的である。それではというわけで、現役の南海電鉄に高野山森林鉄道廃線、そして索道を同じフレームに収めてみた。ロケーションを鑑みて、形態と守備範囲が異なる路線が3本も共存していた時代があったことを考えると興味がつきないのである。

ジブリ映画に登場しそうな駅

湯婆(姉・ハイカラ)に会う前に途中下車したとすれば、きっとこの駅に間違いない。 18時を過ぎると夜が急速に近づいているのが分かる。駅舎・ホームの雰囲気が出るのはこの時間からである。実際この高野下駅も雰囲気がとても良くなったように思う。イメージとしては「千と千尋の神隠し」に登場しそうな駅である。分かるかなこのイメージ。写真はもうひとつイメージを表現できていないのが残念である。実際はもっと素敵な感じなので機会があればぜひチェックしていただきたいです。

今回の散策で高野下駅は、一躍、私のお気に入り駅になった。駅のみならず周囲の歴史も興味深いものがある。というわけで、いずれ独立サイトを立ててみたいと思っている(というか、心に決めた)。

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